― 京の暮らしと、御漬物司 林慎太郎商店 ―
京都の暮らしは、
いつも穏やかに流れています。
季節が変わるときも、
何かが始まるときも、
大きな合図はありません。
気づけば、
食卓の景色や、
手に取るものが、
少しずつ移ろっている。
北野の天神さんの梅花祭、
賀茂の葵祭、
祇園祭、
五山の送り火、
八坂さんのをけら参り。
御漬物司 林慎太郎商店は、
そうした京の日常の中で、
ことさらに目立つことを、
良しとしてきませんでした。
祝いの日よりも、
何でもない一日。
忙しい時よりも、
ふと立ち止まる瞬間。
その折々に、
変わらず手に取っていただけること。
それが、何より大切な役目だと考えています。
流行を追わず、
声を張らず。
季の彩りや、
四季の瑞々しさを映し、
でも、きちんと上品。
今日も、明日も、
京の暮らしに寄り添うこと。
それが、私たちの仕事です。
恐惶謹言 主人