※商品詳細
●商品内容:名代 松ヶ崎漬
●内容量:100g×25袋
●税込価格:¥16,200・本体価格 ¥15,000 ※軽減税率8%
●原料原産地:京都産
●原材料名:菜の花、漬け原材料(米ぬか、食塩、輪切り唐辛子)
●食品添加物:該当なし
●賞味期限:製造日より8日間
●保存方法:要冷蔵(10℃以下)
●加工地:京都市北区
●特定原材料:該当なし
●原料原産地:国内産
※商品概要
京都の春を彩るお漬物と言えば、松ヶ崎漬をおいて他にございません。
と、言っても御存知の方は少ないはずです。
その昔、京都の洛北・松ヶ崎は「菜種(なたね)の花の里」として名高いところでございました。
この菜種の花、お灯明(とうみょう)に用いる菜種油を搾るために広く栽培されていたそうでございます。
当時の松ヶ崎には一面に菜種の花が咲き乱れ、陽光に菜種の花が揺れる黄色か蝶々の風にただよう黄色かという、誠に情緒ある景色があったそうで、
この花の美しさを一目見ようと洛中の町衆が物見・野掛けに訪れる姿があったと伝承されております。
さて、この菜種の花が何故食文化を形成するまでに至ったかでございます。
諸説あるようではございますが、この菜種の花の間引き菜を松ヶ崎の民が漬物にして保存食としたことがそもそものはじまりと伝えられています。
菜種の花のお漬物は地名をとって『松ヶ崎漬』と呼ばれ、風味佳良であることから春の京都の風物詩として広く親しまれました。
明治から昭和30年頃までは松ヶ崎漬を漬け込んだ四斗樽を大八車に何樽も積み込んで洛中へ商いに出る姿が頻繁に見られたと申します。
京都のお古い方々が「むかしはうちの近所まで売りにきたはった」と口々に仰せになるのは、この大八車の行商の風景を覚えておられるのかと存じます。
春の風物詩として京・洛中の人々に大変親しまれた松ヶ崎漬でございましたが、時の流れとともにお灯明がガス灯に代わったことでみるみる数を減らして参ります。
高度経済成長期には京都市によって松ヶ崎地域の再開発が行われ、菜種畑の多くは宅地化や区画整理で姿を消し、今となっては幻の京漬物と呼ばるる所以となったわけでございます。
小店では無添加・乳酸発酵をテーマにお漬物文化の研究を進めさせていただきます中で、誠に得難いことながら御縁を賜りまして昔ながらの松ヶ崎漬の製法をご存知の方に知遇を得まして、その製法をご教授いただくことができました。
往時の作り方をそのまま再現した無添加の伝統的な製造法(漬け込みに塩と米ぬか・唐辛子しか使用しない)でございます。
松ヶ崎漬特有の香り、噛むほどに深まる味わい、何とも申しようのない程よき酸味、十二分にお楽しみいただける仕上がりとなっております。
通のお客さまに伺いますと、お召し上がり方は洗わずにそのまま食べるに限るということですが、
まずは流水でサッと洗ってキュッとしぼり、切らずにお召し上がりいただくのが結構かと存じます。
そのままでも美味しく召し上がっていただけますが、お好みで醤油・七味を少し添えていただくと酸味も和らぎまろやかな、また違ったお味になるようでございます。
いにしえの春の都の香りに思いを馳せる、贅沢な味覚を一度お試しくださいませ。
誠に申し訳ございませんが、商品の性質上、期間限定・数量限定でございますので、漬込み分がなくなり次第終売とさせていただいております。
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天候によりまして作不作がございまして、これにより漬け込み量はその年によりまちまちでございます。不作の折はご予約分のみにて完売となる年もございました。
確実にお求めいただきますには、ご予約をいただくのが最も確実な方法でございます。是非事前予約・お取り置きもご利用くださいませ。